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そもそも株って何なんでしょうか?
株という言葉はよく聞きますが、何なのかと聞かれるとよくわからなかったりします。
辞書で調べてみると
「一定の事業・仕事の中でその人が占める権利の持ち分。出資の割合などに応じて決まり、一定の枠で制限される。」とありました。
まず株と株式会社には大きな関係があります。
例えば、私が会社を作るとします。会社を作るにはお金が必要です。しかし私には資金がありません。
そこで何人かの人にお金を出してもらうこと、つまり出資をお願いしました。
その代わりに、もし私の会社で利益が出たら、出資してくれたお金の額に応じてお返しすることにしました。そして、約束のしるしとして出資してくれた人に証書を渡すことにしました。
そうなると、私の作った会社が儲かるだろうと思う人はたくさん出資してくれます。たくさん出資すれば、利益が出たときにそれだけ多くのお返しをもらえるからです。
こんな風に、たくさんの人から出資をしてもらい運営していく会社を株式会社といい、株式会社に出資した人を株主、証書を株券、株主に返ってくる利益を配当といいます。
私の作った株式会社が儲かってくると、配当金をもらうために株主になりたいという人が増えてきます。また、何らかの事情で現金が必要になり株を手放したいという人もでてきます。
そこで株を売ったり買ったりするようになりました。
Aさんは100円で買った株を売ることにしました。
そこにBさんとCさんの2人が株を買いたいと言ってきました。「Bさんは100円で買います。」と言い、Cさんはこの会社の株がどうしても欲しかったので「110円で買います。」と言いました。
AさんはCさんに売れば10円の利益が得られるのでCさんに売ることにしました。
こんな風に株を買いたい人がたくさんいればその会社の株の値段(株価)は値上がりします。逆に、売りたい人がたくさんいれば株価は下がるというわけですね。
現在は株を購入する目的は、配当金が目当ての人よりも株を売買して利益を得ることをメインにしている人がほとんどのようです。
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